平行流蒸発器および凝縮器用ヘッダーパイプ

平行流蒸発器および凝縮器のヘッダー パイプの重要性と機能:

1. 平行流蒸発器:

平行流蒸発器では、冷媒は熱交換面上を冷却媒体 (通常は空気または水) と同じ方向に流れます。ヘッダー パイプは、蒸発器チューブに出入りする冷媒の分配および収集ポイントとして機能します。冷媒はヘッダー パイプに入り、蒸発器チューブ間で均等に分配されます。チューブ内を流れる際、周囲の空気または水から熱を吸収し、蒸発して液体から蒸気の状態に変化します。気化した冷媒はヘッダーパイプに再び集められ、冷凍システム内でさらに処理されます。

2. パラレルフローコンデンサー:

並列流凝縮器では、冷媒は熱交換面上を冷却媒体 (通常は空気または水) とは反対方向に流れます。凝縮器のヘッダー パイプは、入ってくる高温高圧の蒸気冷媒と凝縮器管から出る凝縮した低圧冷媒の分配および収集ポイントとして機能します。冷媒はコンプレッサーからヘッダーパイプに入り、凝縮器チューブ間に均等に分配されます。チューブ内を流れる際、周囲の冷却媒体に熱を放出し、冷却媒体が凝縮して蒸気から液体の状態に変化します。凝縮した冷媒は再びヘッダーパイプに集められ、膨張弁に送られて再び冷凍サイクルが開始されます。

平行流蒸発器と凝縮器の両方において、熱交換面全体に冷媒を均一に分配し収集するためには、ヘッダー パイプの適切な設計と構造が非常に重要です。効率的な熱伝達には適切な分配と収集が不可欠であり、冷凍または空調システムの性能とエネルギー効率に直接影響します。